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2017年3月(弥生) 自分らしく生きて、逝くために

 昨年10月には発行した「ニュースレターゆきげ倶楽部」で、「心肺停止は、天寿か救命か」というテーマで、“もし、高齢の家族が自宅で倒れて息をしていないとき、あなたは救急車を呼ばずにいられますか?また、「延命治療」をしてほしくない方は、119番されない準備をしていますか?”とご意見や体験談を募集しました。
 たくさんの返信を頂戴しました。ありがとうございました。
 お寄せいただいたご意見の一部を紹介します。

  •  むずかしい。苦しまないで、痛くないようにしてとしか言いようがない。やはり、本人の意思を常日頃から聞いておくべきでしょう。(60代女性)
  •  老人ホームに入ると「119番するか、しないか」の用紙を提出しなくてはならなくて、考えさせられました。(40代女性)
  •  私(77才)も主人(82才)も延命治療はしない事にはしておりますが、自宅で朝起きてみたら主人が息をしていない、まだあたたかいとなりましたら、果たして天寿と思うか今のところまだ決めかねています。一度主人とゆっくり話をしてみたいと思います。(70代女性)
  •  延命といってもどこまでを延命と捉えるかが人によって異なるので、とても難しい問題だと思います。また、家族の中でも意見が分かれたり、途中で意見が変わることもあるのでなおさらです。生前に家族に伝えておいたり、保険証と一緒に意思表示カードを入れておくとよいかもしれません。(30代男性)

 
「ゆきげ」は設立時から“「死」あるいは葬儀を特別視しないことにより、こころ豊かな「生」を提案します”というコンセプトをお伝えしています。 
「死」を真正面からとらえたときに、どうしても「お葬式」や「お墓」のことを考えてしまいがちですが、生きることの延長線上にある「最期をどう迎えたいか」を考えて準備しておくことも大事なことではないでしょうか。
「自宅で死にたい(最近は畳の部屋が減ってきていますので、昔のように‘畳の上で死にたい’という訳にはいかないかも知れませんが・・・)」と願っている人は多いと思います。
 厚生省も、重度の要介護状態となってもできる限り住み慣れた地域で療養することができるよう、在宅医療の推進施策を進める方向にあるようです。しかし、現状では8割近い人が病院で亡くなっています。


 たとえおひとりさまでも、認知症になっても最期まで「自宅」で過ごすことは可能です。そのためのポイントとして次の2つがあげられています。

  1. 本人の意思(自分はどうしたいのかを、しっかり考えておく)
  2. 同居家族の同意(本人の意思を理解したキーパーソンがいる)

 自分がしっかり考えて、それを家族にきちんと伝えておくことが、希望を叶えるための一番大事なポイントです。

 自宅で死ぬことが一番の幸せだとは思いません。
 私の母は、認知症が進んでグループホームに入ったとき、しみじみと「所帯を持ってから、こんなにのんびり暮らしたことはなかったよ」と微笑みながら話していました。自宅に帰りたい気持ちはあったと思いますが、グループホームの暮らしも気に入ってくれていたのではないかと思っています。


「自宅で死ぬこと」を、自分らしさとして最後まで貫き、家族に最後の教えを残していくと考えるか。家族に迷惑はかけたくないと考えるか。
 それこそが「生き方」に通じることではないでしょうか。
 自分はどうしたいのかをしっかり考え、何も言わなくても妻は(夫は)わかってくれるだろうという思い込み(甘え)は捨てて、家族にきちんと話しておきましょう。
「エンディングノート」に書いておくだけでは伝わりません。
 家族も、「まだまだ早いよ」なんて言って逃げないで、真正面から気持ちを受け止めましょう。そして、自分の考え方も伝えましょう。その結果、最初に考えていた最期と違った形になったとしても、そこにはあたたかな家族の愛があるのではないでしょうか。

 今月で「編集記」は終了します。11年間ご愛読いただきましたことに感謝いたします。日本人の死亡率は100%です(笑)。そして、人は、生きてきたように死んでいくといわれています。
「編集記」をお読みいただいた方が何かを感じて行動し、最期に「いい人生だった、ありがとう」と想いつつ逝っていただきましたら、編集記執筆者として幸いです。

 

編集記担当:川嶋編集記



2017年 編集記


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